このごろの着物事情

元気ですよ~。
なんとなくあわただしいだけで。

大型連休前、茶友主催の茶会へ。
流儀とは関係ない茶会なので、
ちょっと気楽な感じでいいかなと思って江戸小紋(伊勢型写)にしました。
色無地紋つきだと固くなるしね。
帯も、袋帯だけどあまり改まりすぎない感じに。

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連休中の5日は、流儀の関係で呈茶のお手伝い。
「紋付き色無地でなくてもOK」
「柄ゆきしだいだけど付下、訪問着でもOK」
とのお達しだったけど、
柄ものの基準がいまイチわかりかねたので
友だちの茶会で着た江戸小紋(伊勢型写)に。
八幡さまの境内で参拝にいらした方へのお茶のサービスだったので、
帯はちょっと軽い感じでもいいかなと、
「私の散歩道」という名前のついた名古屋で。

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連休が明けた後の9日は、
5日に呈茶をした八幡さまでおこなわれた流儀のお献茶式とその奉賛茶会へ。
お稽古仲間と一緒にお茶会にいくのは久しぶり。
お茶会にいくだけなら柄物でもいいんだろうけど、
大宗匠が奉仕される献茶式に参列したかったので
紋付きの色無地に袋帯。

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5月も中旬になってくると袷の着物では汗ばむことが増えてくる。
袷の身頃の部分を抜いた胴抜きとか背抜きといわれる仕立て方のものが
あるといいなぁ、と思う。
ふだん着ることが多い小紋は胴抜きに仕立てたものがあるけど、
やはり紋付きの色無地か、
それに近い使い方のできる紋を入れられる江戸小紋があるといいなぁ。
まあ、おいおい考えよう。

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「あとひとてま」の差

あるお道具屋さんの展示会で師匠が添え釜を頼まれたので、
私もそのお手伝い。

実は昨日の夜になって、
「そうだ、あれを使いましょう!」と師匠が思いついて
旅箪笥という棚を使った芝だてという点前になった。
旅箪笥は、秀吉の小田原出陣の際、
帯同した利休が簡単な茶道具を納めて持参し、
一服を点じたといわれている。
名前の通り、小型の箪笥に薄茶を点てるための道具が
入るようになっている。

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基本は平点前なんだけど、
芝だては、途中で中板を抜き出して置き、
その上に薄器や茶筅を置くので道具が安定する。
たしかに屋外ではそのほうが安心してお茶を点てられるわ。

で、入門以来お世話になっている私の姉弟子Iさんは、
前夜、道具の支度を一緒にし帰宅したあとで
その芝だてのお点前の確認をしたのはもちろん、
さらに、旅箪笥を使った道具組みなども調べたのだそうだ。
「この棚のときには平棗を取り合わせるのがいいそうよ」
「たしかに本に載っている例も、平棗なのよ」
さすがだな~。
いや、社中で、それも姉弟子を褒めるような
上から目線のようないい方をするのは失礼なんだけど、
こういう+1の行動がIさんのIさんたるゆえん。

私も、棚の扱いや点前の違いなどは寝る前に復習したけど、
その先、たとえばこの棚について書かれた本までは取り出さなかった。

Iさんはいろんなことをよくご存じで、
社中でも自分が学んだことや経験したことは
私たち後に続くものには惜しみなく教えてくださる。
多くの人が「Iさんは私たちとは違うのよ~」なんておっしゃって、
それに対してIさんはもちろん、
「そんなことないですよ」って返されるけど、
私もIさんだけが特別な人なのではないと思っている。

ただ、Iさんと、私も含めた他の人との違いは、
「それはどうだろうな?」と疑問に対して素直であることと、
その疑問や考えをそのままにせず調べたり行動したりする点だ。
それも、大げさなことをするわけではなく、
自分の時間を5分、10分割くことなので、
本当はだれだってやろうと思えばできること。
やるかやらないかの違いだけなんだけど、
そしてそれはお茶のお点前に限ったことじゃなく、
小さな積み重ねが10年、20年と経つうちに
大きなものになっていくんだなということを、
改めて感じたのだった。

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寒さを楽しむ

昨日の午後から降り始めた雨は、夜の早い時間から霙になり雪になって、
今朝は私の住むあたりも銀世界。
こういう寒い日は、立ち上る湯気にもホッとする。

私がお稽古しているお茶の流儀には、この時期ならではの
「大炉」という趣向がある。

晩秋から春にかけての茶室は、畳の一角を1尺4寸(42.4㎝)四方に切り、
床下を囲った中に炭を入れ釜をかけるが、
寒さがもっとも厳しい2月は、1尺8寸(54.5センチメートル)と、
常よりひと回り大きく切った「大炉」を使う。
炉の寸法が大きいので、かける釜も大きいのを使うのだけど、
釜に合わせてくちも大きく開いており(つまり、釜の蓋も大きくなる)、
蓋を開けた時にほわ~っとたっぷりの湯気が立ちあがるだけで
温かさが増したような気がする。

私が教わっている先生のところではいま、
この大炉の趣向で茶事のお稽古をしている。
数組に別れ、それぞれの組の中で
お客、亭主・半東、懐石料理を作るお勝手と、それぞれ係に分かれ、
茶事を実践するものだ。
31日から始まったのだが、この日は特別温かく、せっかくの大炉なのに、
その楽しみが十分に味わえないような気分だった。
2組目は昨日。外に出ると思わず背中を丸めてしまうような寒さで、
ふつうに考えるとそんな日に出かけるのはお気の毒さまだと思うのだけど、
大炉の趣向にはこれほどもってこいの日はない。

今度の週末には、私ももう一度このお茶事に参加する。
あまり得意としないお勝手の係なので、
楽しいより緊張感のほうが多いけど、
大きな釜から立ち上る湯気を想像するとちょっと心も和む。

Imgp2971_2 赤鳥庵の雪景色

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野暮

お茶の教室では、月末からお茶事の予定。
今回、私はお勝手で料理を作る係なので、
献立や料理を盛る器のことはつらつら考えたりするが
道具の取り合わせなどは担当外。

でも、ついつい考えちゃうんだよね~、
だってそういうことに思いを巡らせるのは楽しいから。

で、今日も頭の中で勝手に考えながら、
楽しみにしている「ほぼ日」の記事を読んでいたら、
私が道具組みを考えるときに
いつも“ここはどうだろう”と思っていることと類似している話があった。
(どんなお話かは
http://www.1101.com/oomukou/index.html
をご覧ください)

「掛け声の“引き算”が大切」
「あんまり掛けると野暮になるから」
そうなんだよね~。
お茶の道具の取り合わせも、
その時々の趣向を軸にして何を使うか組み合わせていくんだけど、
つい、そのテーマにそったものを
“これでもか”っていうほど並べてしまうことがある。
そうすると、なんとなく息苦しい感じがするような気がする(私は、ね)。
ところどころで、息抜きというか余白のようなものがぽんとあると、
テーマに向かっている他の道具がいっそう生きるように思う。
でも、物足りない感じになってはいけないし、
そのバランスが難しいところなんだよね。

“歌舞伎の大向こうさんたちの掛け声もそうなんだ~”
と納得し、共通するものを見つけたようで
なんとなくうれしい気もしている。

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初点

年が改まり、お茶のお稽古場での最初の行事が初点(はつだて)式。
先生をはじめ、社中(先生のもとでお稽古している人)が一同に会し、
新年のあいさつをする。

初点のやり方はいろいろだろうけど、
私の先生のところでは、まず会場に到着した順に薄茶を立礼にていただく。
この薄茶席はお稽古のクラスごとに持ち回りで担当している。
何席かに分けて全員が薄茶をいただいたら、
広間に集まり、いちばん古い姉弟子が代表して炭をつぎ、
続いて、先生が全員に濃茶を練ってくださる。
ご高齢の先生にとって、
何碗もの濃茶を練ることはさぞかしお疲れになるだろうと思うけど、
先生がお点前をなさるのを拝見するのも
(通常は)このお正月の初点だけなので得がたい機会、
わずかなことも見逃さないようにしたいという気持ちは年々強くなっている。

先生から新年のごあいさつがあったのち、
薄茶を担当したクラスから社中を代表して先生にごあいさつ。
続いて、昨年、一度もお稽古を休まなかった人に、
先生から皆勤賞が送られる。
私ももちろん、この皆勤賞を目ざしているのだけど、
昨年は12月になって、やむを得ぬ事情で1回だけお稽古を休んでしまった。
流儀の団体の行事に参加しなければならなかったからで、
その事情を知っている人の中には、
「そういうのは抜きにしてもらっては?」という声もあるけど、
こうしたことでお稽古を休まなくてはならないのは私だけではないので、
「今年、休みませんから、いいんです」とお応えしている。

座を改めて、全員で祝膳をいただくのも、お正月の楽しみの一つ。
椀物は出汁のきいたお雑煮、
木地八寸に乗せられた山海の産物は、例年、伊勢海老とカラスミ。
昨年までは伊勢海老の身をほぐしたものだったけど、
今年は筒状で切ったものでした。
そうそう、蕗のとうは今年から増えたような気がしたけど、
はたして昨年はどうだったか。

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初点では毎年、その年の干支や勅題を題材にした扇子と、
干支の豆飾りを先生からいただく。
扇子は社中全員が同じものを持っているため、
お稽古中に取り違えることもある。
例年、帰宅して着物を脱いで最初にするのが、
扇子に名前を書き入れること。
これも同じように書きいれた。

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さあ、来週から通常のお稽古が始まる。
先月までと変わらないことではあるが、
でも、気持ちを引きしめてお稽古に臨もう。

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ふさわしいしつらい

空気がしだいに冷たさを帯びてくる10月、茶室では、
暑い時季にはお客様からなるべく遠い位置に据えられていた風炉が
少しだけお客様に近いほうへ寄り、畳の幅の中央に置かれる。
私がお稽古している流儀ではこれを「中置」と呼び、
10月にふさわしいしつらいとされている。
昨日のお稽古は、風炉・釜がその中置にしつらえてあった。

私は“これ一つあれば、お茶を生涯楽しめる”と思って求めた
風炉と釜を持っていて、
この前からそれを中置にしたところを想像してみるんだけど、
どうもピンとこない。
なんとなくそぐわない感じがしていたので、
お稽古のときに先生にそのことを話してみたところ、
「そもそも初風炉のときには……」と、
風炉にまつわるお話をしてくださり、
「それよりも○○にしたほうがあなたの持っている風炉釜には
ふさわしいと思う」
というアドバイスもいただいた。
なるほど……。

たとえば、風炉だけ限定しても、土風炉、唐銅、鉄、板風炉など
使われている素材が違っていて、
形による違いもあり、種類は実に豊富。

いろいろなものが手元にあるほうが楽しいかもしれないけど、
私にはそれは難しいことなので、
なるべくなら一つでも多くのパターンで使えるものにしたい。
でも、すべてに使えるオールマイティというものはないだろうし、
それぞれの特徴を知って、そのよさを生かした使い方をしたいものだ。

お点前以外にもこうしたお話を先生から伺うのが
貴重なお稽古だなと深く思った。

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レースだけではないのです F1日本グランプリ2009 その2

F1が開催される3日間は、レース以外にもいろいろなイベントが開催される。
元F1ドライバーやモータースポーツジャーナリストのトークショーや
各スポンサーのブースでのイベントもあるけど、
私が楽しみにしているのは、決勝前の「ドライバーズパレード」。
昨年の富士スピードウェイでも同じようなものがあったんだけど、
ドライバー全員が1台のトラックの荷台のようなところに乗せられていて、
お祭気分も楽しみたい観戦者としては
イマイチどころかイマゴくらいの気分だった。

Imgp1805 これが去年の写真。左から2人目が中嶋一貴くん。

鈴鹿はいつごろからやっているのか覚えていないけど、
まず、クラシックカーがコースを1周し、
それに続いて、
そのクラシックカー1台にF1ドライバーが1人ずつ乗って
コースを1周してくれる。

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Imgp2696

(クラシックカーのオーナーさんたちが運転するので、
ドライバーは手を振ったりして歓声に応えてくれるのもうれしかったりする)
ときどき、そのクラシックカーが途中で止まったりすることもあるんだけど、
他の車に乗ったり、
途中で自分で運転し始めるドライバーもいたりして、
それぞれの個性が見えたりするのも楽しい。
コースマーシャル(レース中、何か起きたときに手旗で合図を送る人)も、
コースの脇に出てきて担当の旗を振ったりするんだけど、
それはドライバーの気分を盛り上げるのはもちろん、
F1というレースイベントへの敬意を表しているように思えるのも
このドライバーズパレードを私が楽しみにしていたり
F1を好きだと思う理由の一つでもある。

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年に一度のお楽しみ F1日本グランプリ2009 その①

今年もF1日本グランプリに行ってきた。
一昨年、昨年と富士スピードウェイ(FSW)での開催だったので、
3年ぶりの鈴鹿サーキット。
サーキット内で現地の係の人と雑談したときに、
「でも、FSWに開催が移ったときには、不安だったりしませんでしたか?」
と聞いてみた。
「最初はしばらく開催できないのかと残念に思ったけど、
鈴鹿にはサーキットの大幅改修計画があったので、
それにじっくり取り組めると考えたので、
残念よりもよかったと思いましたよ」
って返事だった。
なるほどね、たしかにそうだわ。

さて、今年は私たちとしては初の試み。
西コースのスプーンカーブに席をとることに。
実は、事前に心配していたのは鈴鹿サーキットランド入口から
この席までは遠いこと。
なにせ、私たちのグループは“若者組”といっても
すでに30代(それも、たぶん中盤にさしかかってるだろうなぁ)。
「中年組」は都会での生活でふだん大して歩いていないし、
メタボも気になるお年頃。
席を予約する前から「歩くのはヤダ」ってゴネる人もいたりして。
でも、
「新しい入口が西コース側にできているらしいから」
と説得し、リーズナブル路線を選択。
現地に行ってみると、たしかに、スプーンコーナー入口というのができていて、
タクシーを降りてからさほど歩かずに席に着くことができた。

チケットと一緒に届いた案内図で予想してはいたけど、
ちょっと残念だったのは、
他のコーナーには設置されているサーキットビジョンという
大型スクリーンがなく、
目の前で起きていること以外の情報が入手できにくかったこと。
(サーキット内のDJやFMラジオは、車が走っているときにはほとんど聞こえないので)
たしかに、リーズナブルな席だからなぁ。
でも、来年はぜひ設置をお願いします!

レースの結果はすでに報道されているけど、
セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の優勝。
後ろからベテランのヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)や
去年のワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が
ぴったり追いかけていて、
なにかの拍子に緊張感が途切れたり、
ほんのわずかなミスを犯してしまうのではないかと心配していたけど、
そんなことはいっさいなく、
どの周回も正確にアグレッシブに走って完璧な勝利。
これからちょっと注目だわね。

Imgp2675_2 新しくなったグランドスタンド席

Imgp2697 Imgp2698 コンデジではこれがせいいっぱい 

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ぎりぎりセーフ~「染付」展:東京国立博物館平成館

行きたい、見たいと思いつつ、つい逃してしまうことが多い。
東博の「染付」展も、あやうく見逃してしまうところだったけど、
土曜日にエイヤッっと仕事を早めに切り上げ、上野へ行ってきた。

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空はすっかり秋の顔です

染付は白い磁器の躯体にコバルトで絵付けをした器。
茶道でも使われることが多く、目にしてはいて、
でも、様子の違いは何によるものか、時代や地域の特徴は?
といったことをわからずに見てました。

今回の展示は、時代を順に追い、
また、生産された地域ごとの特徴なども音声で解説され、
いままで漠然と見ていただけの染付だけど、
少しばかり情報がプラスされた。
中国のものは大胆な躍動感あふれる絵付けなのに対して、
朝鮮半島のものは静寂さを感じるし、
唐草模様に代表される中国のデザインは細かく計算されたものだけど、
安南といわれるベトナムのものは南国らしい大胆さが見られる。

いままでは“ふ~ん、染付ね”くらいにしか思って見ていなかったものが、
これからはその取り合わせも少しは違う見方がでいるかもしれない。

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桜の名所、上野公園のマンホールのふたは「桜」でした。

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この夏、初の

日曜日は、参加している茶道のコミュニティ主催の講演会に参加。
冒頭に、
「茶の湯の中核は主客の清談にあり」
という話があり、
頭ではわかっているつもりでも、
俗事にまみれがちな自分をあらためて思い知らされる。

終了後、久々に会った知人とお茶して帰ることに。

このごろあちこちに増えつつある和風の甘味処で
今年初のかき氷を注文。

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だいたい、メニューに出ている写真より実物は小さいものだけど、
ここの店は“看板に偽りなし”。
たっぷりのかき氷だけど、トッピングされたミックスベリーソースで
飽きずに最後まで食べきった。
夏が来たような感じ。

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より以前の記事一覧