« 「壽 初春大歌舞伎」 | トップページ | 「川喜田半泥子のすべて」展 »

初点

年が改まり、お茶のお稽古場での最初の行事が初点(はつだて)式。
先生をはじめ、社中(先生のもとでお稽古している人)が一同に会し、
新年のあいさつをする。

初点のやり方はいろいろだろうけど、
私の先生のところでは、まず会場に到着した順に薄茶を立礼にていただく。
この薄茶席はお稽古のクラスごとに持ち回りで担当している。
何席かに分けて全員が薄茶をいただいたら、
広間に集まり、いちばん古い姉弟子が代表して炭をつぎ、
続いて、先生が全員に濃茶を練ってくださる。
ご高齢の先生にとって、
何碗もの濃茶を練ることはさぞかしお疲れになるだろうと思うけど、
先生がお点前をなさるのを拝見するのも
(通常は)このお正月の初点だけなので得がたい機会、
わずかなことも見逃さないようにしたいという気持ちは年々強くなっている。

先生から新年のごあいさつがあったのち、
薄茶を担当したクラスから社中を代表して先生にごあいさつ。
続いて、昨年、一度もお稽古を休まなかった人に、
先生から皆勤賞が送られる。
私ももちろん、この皆勤賞を目ざしているのだけど、
昨年は12月になって、やむを得ぬ事情で1回だけお稽古を休んでしまった。
流儀の団体の行事に参加しなければならなかったからで、
その事情を知っている人の中には、
「そういうのは抜きにしてもらっては?」という声もあるけど、
こうしたことでお稽古を休まなくてはならないのは私だけではないので、
「今年、休みませんから、いいんです」とお応えしている。

座を改めて、全員で祝膳をいただくのも、お正月の楽しみの一つ。
椀物は出汁のきいたお雑煮、
木地八寸に乗せられた山海の産物は、例年、伊勢海老とカラスミ。
昨年までは伊勢海老の身をほぐしたものだったけど、
今年は筒状で切ったものでした。
そうそう、蕗のとうは今年から増えたような気がしたけど、
はたして昨年はどうだったか。

Sh370298 Sh370299

初点では毎年、その年の干支や勅題を題材にした扇子と、
干支の豆飾りを先生からいただく。
扇子は社中全員が同じものを持っているため、
お稽古中に取り違えることもある。
例年、帰宅して着物を脱いで最初にするのが、
扇子に名前を書き入れること。
これも同じように書きいれた。

Imgp2962

さあ、来週から通常のお稽古が始まる。
先月までと変わらないことではあるが、
でも、気持ちを引きしめてお稽古に臨もう。

|

« 「壽 初春大歌舞伎」 | トップページ | 「川喜田半泥子のすべて」展 »

「趣味」カテゴリの記事

コメント

年末からの更新に今気がつきました・・・!
少し時間ができたのでしょうか。更新嬉しいです。
たしかに、先月と変わらぬ今月のはずなのに、年を越すと改まった気持ちになりますね。そういう区切りはやっぱり大切だなあと思いました。
今年もよろしくお願いします。

投稿: kero | 2010年1月14日 (木) 19時58分

やっと、ちょっとだけ。
でも、相変わらずスローペースになりそうですが、
今年もよろしくお願いします。

投稿: monaco | 2010年1月20日 (水) 20時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「壽 初春大歌舞伎」 | トップページ | 「川喜田半泥子のすべて」展 »