« 届かぬ想い | トップページ | 日本一のレバ刺し »

ふさわしいしつらい

空気がしだいに冷たさを帯びてくる10月、茶室では、
暑い時季にはお客様からなるべく遠い位置に据えられていた風炉が
少しだけお客様に近いほうへ寄り、畳の幅の中央に置かれる。
私がお稽古している流儀ではこれを「中置」と呼び、
10月にふさわしいしつらいとされている。
昨日のお稽古は、風炉・釜がその中置にしつらえてあった。

私は“これ一つあれば、お茶を生涯楽しめる”と思って求めた
風炉と釜を持っていて、
この前からそれを中置にしたところを想像してみるんだけど、
どうもピンとこない。
なんとなくそぐわない感じがしていたので、
お稽古のときに先生にそのことを話してみたところ、
「そもそも初風炉のときには……」と、
風炉にまつわるお話をしてくださり、
「それよりも○○にしたほうがあなたの持っている風炉釜には
ふさわしいと思う」
というアドバイスもいただいた。
なるほど……。

たとえば、風炉だけ限定しても、土風炉、唐銅、鉄、板風炉など
使われている素材が違っていて、
形による違いもあり、種類は実に豊富。

いろいろなものが手元にあるほうが楽しいかもしれないけど、
私にはそれは難しいことなので、
なるべくなら一つでも多くのパターンで使えるものにしたい。
でも、すべてに使えるオールマイティというものはないだろうし、
それぞれの特徴を知って、そのよさを生かした使い方をしたいものだ。

お点前以外にもこうしたお話を先生から伺うのが
貴重なお稽古だなと深く思った。

|

« 届かぬ想い | トップページ | 日本一のレバ刺し »

「趣味」カテゴリの記事

コメント

"・・・・・・"と”○○”について、全く見当すらつかないです。
でも、このエピソードから、「ああ、そういうものなんだ」ということを改めて感じたのでした。
疑問に、そうしてさらりとお答えを下さる先生、すごいです。

投稿: kero | 2009年10月21日 (水) 10時23分

ふふふ、KEROさん、機会があればいずれ。

投稿: monaco | 2009年10月22日 (木) 16時00分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 届かぬ想い | トップページ | 日本一のレバ刺し »