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GO WEST!~その3「千家十職again~湯木美術館」

東京の畠山記念館と京都の北村美術館は、
茶事の流れに沿った展示をするのが特徴。
出張懐石の吉兆が母体である湯木美術館も、
そうした展示構成になっていることが多い。
今回は、みんぱくの「千家十職展」と連動した企画だけど、
もともとここの展示は茶事をもとにしているので、
いつもと大きな違いは感じなかった。

十職は、それぞれ異なる素材や特徴ある技法をもって
茶道具の製作にあたっている。
永楽家はもともと風炉師といって炭を熾して釜をかける
風炉を作っていたおうち。
でも、このごろは茶碗や鉢などが多いので、
最近お稽古をはじめた人にとって、
永楽さんは陶芸家のイメージかもしれない。
私も、教わらなかったらずっとそう思っていただろう。

湯木さんではその永楽の風炉が展示されていた。
唐銅のひやっとした感触や、鉄風炉の無骨で無愛想な感じもいいけど、
つるっとしていそうでしっとりした漆の風合いが案じられる
土風炉はやはりいいなあ。

“うゎぁ、この繊細さ、好きだなぁ”と思う灰匙があり、
解説を見ると「鈍翁好み」と書かれていてビックリ。
鈍翁とは、明治から昭和の初期に活躍した経済人で茶人の益田孝のこと。
ともに砂張で作られた灰匙と火箸とが展示されていたが、
これが私の乏しい情報でイメージしている鈍翁とはまったく違う
華奢でやさしい姿のものだった。

40分ほど見学して、“さて、そろそろ、次へ”と思ったところ、
パラパラと何かを打つような音。
あちゃ~、雨が降ってきちゃった。
傘を荷物に入れてはいたけど、
すっかりいい天気になってきたので、
コインロッカーに預けてしまっている。
“そうよね、だいたい、預けたときには降るんだよね”なんて思っていると
雨はじきにこやみに。

雨脚が強くならないうちに京阪電車に乗って、次の目的地へ。

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