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今年度、終了

私が指導(ホントは遊び相手程度だけど)に行っている某中学校の茶道部の
今年度の活動が昨日で終了した。
1年生から3年生まで、総勢22名のうち19名の部員が出席し、
なかなかの高出席率で終わることができたのはうれしい。

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お菓子も大サービス♪ 「祝!卒業」の桜づくしで。

ふだんの部活では、3つのグループに分け、
点前・お客様役・見学と役割を代わりながら全員が一巡する。
人数の加減や、学校の用事で遅れてくる生徒、
部活の途中で帰る生徒もおり、
お菓子とお茶はかならず全員に行きわたるようにするが、
お点前ができない子もまれに生じる。
名簿にそれを記録しておき、お点前のお稽古ができなかった子は
次回、優先的にお点前をするようにしている。

昨日のお稽古は多人数のうえ、
お客様役だけして途中で帰宅する子が数名いたので、
全員がお点前を終えてもお茶を飲んでいない生徒が何名かいた。
そこで、すでにお点前を終えていた3年生に模範点前として
もう一度お点前をしてもらった。
緊張しながらも、さすがに慣れたもので、
どの子のお茶碗にもおいしそうなお茶が点っていた。

cherryblossom  cherryblossom  cherryblossom  cherryblossom  cherryblossom

終了前に、3年生に部活の感想を聞いてみると、
どの子も、それぞれに楽しんでくれたようだった。

M子ちゃんは、感情や考えていることをストレートに出すタイプではなく、
2年生の途中から、友だちとのコミュニケーションで
行き詰っているふうなところが見えていた。
その“悩んでる”ってことをまわりに感じられるのも
この年頃はイヤだったりするんだよね。
でも、3年生の3学期まで部活をちゃんと続けた、よくがんばったね。
「何度か茶道部も止めようと思ったけど、
部活の日になると皆が誘いに来るんだもん」
照れてんの。
きっと嬉しかったんだよね。

元気印の部長、Rちゃんはいつもハキハキ、テキパキ。
他に習い事をしていて、3年間、それとの両立を果たした。
M子ちゃんのような悩んでいる子がいると、
前から引っ張っていくタイプ。
下級生にお点前も指導してくれて、私はずいぶん助けられた。
ありがとう。

そのRちゃんとの好コンビネーションでフォローしてくれたのがAちゃん。
自分から人の先頭に立つタイプではないけど、
いつも友だちや下級生のことを見ていて、
M子ちゃんが思い悩んでいるときも、
後ろから肩に手を置いて声をかけてくれたのだろう。
ホントに助かったよ。

M子ちゃんと一緒に、入学して最初に茶道部に入ってきたのがM1ちゃん。
おとなしくていつもニコニコ静かに微笑んでいるMちゃんは、
実はいちばんのしっかり者かもしれない。
最初からいちばん熱心で、お点前の順序もよく覚えていた。
受験前にはいろいろあったそうだけど、ホントによく頑張った!

3年生になってから入部してきたM2ちゃんは、
昨年秋に参加した流儀の団体でのお茶会がとても印象的だったよう。
「お待たせいたしました」とか「どうぞお召し上がりください」とか
ふだんの生活の中でも耳にしている言葉がそれまで素通りしていたのが、
お茶会に参加したことで、違う響きを感じたらしい。
内緒だけど、大きな夢があるって話してくれたよね。
すばらしい夢だと思う。遠回りしてもいいから実現させてね。

1ヶ月後にはそれぞれ新しい制服に身を包み、新しい生活が始まる。
中学校のことも茶道部のこともすぐに忘れてしまうだろうけど、
いつかもっと大人になって、ふと抹茶でも出されたときに
“そうそう、どっちかに回すんだったよね?”って
思いだしてくれればうれしいな。

友だちと皆で帰りにしゃべった他愛のない話も、
いつかふっと思い出して、
「人と人との輪・和」「人を思う」なんて話をしたことも
ついでに思い出してくれるとうれしいけど、
それは欲張りすぎだろうなぁ。

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コメント

卒業…
旅立ちの季節ですねーcherryblossom

「人と人との輪・和」「人を思う」
なんて素敵なお話でしょう!

私が言うのもなんですが…
茶道って、実は日常生活のいろんな事と
リンクしてて、ふとした時にそれを
感じます。

きっと、卒業生たちも、
ふとした瞬間にお茶の事を思い出し、
いろんな事に気づいてくれると思います。


お菓子、おいしそーhappy02
お抹茶一服、頂きたくなりましたhappy01

投稿: うぴぞー | 2009年3月10日 (火) 21時19分

花粉のせいじゃなく花がむずむず、目がうるうるしてきそうです(苦笑)

中学校のときの部活動、きっとあとあとに大きく残っていくものだと思います。(私はバリバリの体育会系が今でも。。。)monacoさんが書かれていたように、何かのときに思い出してもらえるんじゃないでしょうか・・・お着物の先生の様子と一緒に(笑)

今となっては全く接点のない、中学生を相手の指導でmonacoさんもたくさんの大切なことを得たのですねえ・・・。巣立ちの時期は寂しくて誇らしくて感慨深いですね・・・。

投稿: kero | 2009年3月11日 (水) 14時46分

うぴぞーさん、
>茶道って、実は日常生活のいろんな事とリンクしてて
そう!そう!まったくそうなんですよ!!
(と、ちょっと興奮ぎみ?)
それをもっともっと伝えたいんですけどね、なかなかうまく伝えられなくて。
干菓子は「さまざま桜」で、私のお茶の先生が
3年生の卒業祝いにと差し入れしてくださったものです。

keroさん、しっとりティッシュ、さしあげましょうか?bleah
一時期ね、どんなに頑張っても、3年たったら
卒業しちゃうんだもんねぇと思ったことがあったんです。
んで、昨年、2年生で学校でも問題児っぽい見方をされてる生徒が、
ちょっとだけ行動に変化が見えて、一歩だけ大人に近づいた
感じがして、そのことを学校の部活顧問の先生と話したことがありました。
その先生がおっしゃるには、
「変化の瞬間が教師の醍醐味でありやりがいである。
毎年毎年、生徒を送り出し、新しい生徒を迎える、
そして変化の瞬間に立ち会える、それがたまらなく愉しい」と。
そっかー、と納得しました。

投稿: monaco | 2009年3月11日 (水) 18時44分

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