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事後の復習

今回のお稽古茶事では、お味噌汁の具にそばがきを使うことになっている。

初日、そばがきを担当したSさんは、
自分ではそうと気がついていないかもしれないのだが
ふだんから不思議な自信の持ち主である。
この日も、「そばがきは得意です」と自ら手を挙げて担当を申し出てくれた。
私たちは、一抹の不安を感じながら、
「ふだんからそばがきを作っている」というSさんの発言にすべてを託したのだ。
ただ、「いつもはレンジで作りますけどね」という
Sさんの小さな声は聞き逃さなかったが、
本人が「大丈夫です」というのだから、やってもらうことにした。

作っている途中、どうも固そうに見えたのでそう言うと、
「そうですか?」「これでいいはずです」
「できあがりはちゃんとなるはずです」との返事。
じゃぁいいや。

以前、お蕎麦屋さんでおいしいそばがきを食べたけど、
2年ちかく前だし、どんな具合だったかなんてもう忘れてるし、
どうやればうまくできるのかも私はよくわからない。
なので、それ以上発言する根拠も自信もなかった。

……そして、まぁ、決して成功ではなかった。

お料理と主菓子を出し終えてから、
お勝手組はお客様に出したのと同じ献立を試食をするのだが、
私にはそばがきが固い感じがしたし、
口のなかでザラザラする感じもあったが、何も言わないでいた。
Sさん曰く、「いまは時間が経ったから固いと思うかも知れないけど、
お客様に出したのはもうちょっとやわらかでおいしかったはず」なんだと。

すべてが終了後、先生がいろいろコメントしてくださったのだが、
やはりそばがきは粉っぽいし固いし中が熱くないとおっしゃる。

先生によると、そばがきは他のどの組もいま一歩の出来ぐあいらしい。

仕事場の近くにはおいしい蕎麦屋がある。
いまごろそれを思い出すなんて、自分の間抜けっぷりにあきれるけど、
とりあえず、「そばがきの正解を確かめておこう」と
今日のランチは蕎麦屋に決め、注文してみた。

な、な、なんと……、先日、私たちが作ったのは
まったく違うといってもいいシロモノだ ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!!
あれはそば団子だったことにしよう(あるのか?そば団子なんてもの)。

しっとりしていて、つるんとしたのど越しも心地いい、
やわらかいし、ちゃんとそばの味もする。

Imgp1949_2

“あぁ、おいしい”と思わずつぶやいてしまった。
プロの蕎麦屋さんが作ったものなんだから当たり前なんだけど。

おまけに、ネットでそばがきの作り方を検索してみたら、
いろいろなコツや工夫が紹介されている。

あぁ、なんておまぬけ!おバカなんだろう。
蕎麦屋は何年も前から近所で営業しているし、
ネットだって毎日あれこれ調べものをしている。
なんで先に調べておかなかったんだろう。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
まったく……(;-ェ-)
せめて自分で具体的に出来上がりのイメージがあったり
作り方がわかっていたら、もう少しなんとかなったかもしれない。

まったく……後悔、先に立たず、である。

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