« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

熱唱2時間

熱唱2時間
熱唱2時間
予定にはなかったんだけど、
年末になっていろいろいただきものがあった友だちと
急遽、大おすそ分け大会を開催することに。
「じゃあ、忘年会ってことで晩ご飯食べる?」
と話がまとまり、牛タンとシチューの店へ。
それぞれ、大掃除やら料理をしたあとだし、
なんだか今日は暖かだったから、
迷いなくビールを注文。
食べてしゃべって、
「じゃあ、コーヒーでも」
ってなったところで、カラオケ屋の看板が目に入ってしまった。

タイミングがいいんだか悪いんだか、友だちの一人が
「この間、昭和の歌謡曲話で盛り上がったんだけど、
メロディーがわからない曲がある」
なんて言いだし、
たまたま私が知ってる歌だったので、
歌い納めることに決定。
(どーだ、朱里エイ子なんてもう皆知らないだろう!)

ピンクレディもキャンディーズSMAPもチェッカーズも羞恥心も制覇し、
2時間、歌って踊って、大満足♪

| | コメント (0)

さあ、新年を迎えるしたくだ!

うちの事務所は、表むき金曜日が仕事納め。
年始早々に締め切りを迎える仕事をとっとと片付け……
たつもりが、帰宅後にメールが入り
データを再送しなければいけないことに。
なんやかんやの確認のあと、ボスに
「データの再送、明日でいいですか?」
ってメールを送った瞬間、その明日になってた。(-"-;)

寄る年波には抗えず、やはり疲れていたのか、
土曜の朝、いつもの時間には起きられず、のんびり休んでからひと仕事。
そんなので、冬休み初日は何もできず終了。

そのかわりと言っちゃあなんだけど、
今朝は普通の時間に起床。
お節料理の材料(生もの)を買いに築地市場へ。

まぁ、大変な混雑ぶり。
とっとと仕入れをすませ、お茶の師匠のお宅へ。
「一緒にお節を作りました」と言えば聞こえはいいけど、
先生が作るまわりでウロウロとしてたってあたりが実情で。
まあともかく、お節のだいたいのところは用意できた。

明日は黒ニャンコを呼んで、うちの田舎まで運んでもらわねば。

| | コメント (0)

クリスマスの食卓

クリスマス・イブは深夜まで仕事。
それはかまわないんだけど、その帰りにどこかで手袋を落としてしまい、
ちょっとショック。ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!!
でも、気を取り直して、チキンの下ごしらえ。

で、クリスマスの夜は、ひと晩置いたチキンを持って、
友だちCちゃんの家へ。
すでに一緒にクリスマス会を済ませているけど、
まぁ、当日も時間がとれるなら一緒に夕食を食べましょうって約束で。

前菜に魚の燻製とローストビーフのサラダ、カニクリームソースのニョッキ
シュワシュワ・ワインをCちゃんが用意してくれてました。

Imgp1999 Imgp2003 Imgp2000 Imgp2004

前夜というか、もう日付は25日になってから下ごしらえをしたチキンを
オーブンに入れたら、乾杯♪
チキンが大きくて
「食べきれなかったら、明日、サンドイッチにでもすればいいよね」
なんて言ってたんだけど、お互いみごとに完食。
やっぱり食べすぎだよね。

Imgp2005 Imgp2006

そして、そこでやめときゃいいのに、
デザートまで食べてしまった!
途中で買ったユーハイムのケーキ2種。

食べて、飲んで、喋って、笑って、
ふだんと同じに過ごせたこと、ありがたいことです。

ケーキといえば……。
去年あたりまでは有名パティシエブームで、
デパートに入っているケーキ屋さんでは、早々と「予約完売」って
札が出ていたように思います。
クリスマス当日に、ちょっと名の通った店のホール状のケーキが残っている
(買える)なんてことはなかった気がします。
ところが、ちらっと見た限りでは、夜になってもあちこちの店で
いくつも並んでるし、お客さんたちが買っていくものを見ても、
ホール状ではなくピース状のものが多いよう。
やっぱり財布の紐が固くなってるようですね。

| | コメント (2)

めりくり

世間ではクリスマス。
私は、ひと足先に友だちとのクリスマス会をすませました。

場所は表参道からほど近い、「ピッツェリア・トラットリア Napule」
http://www.bellavita.co.jp/napule/index.html
秋に一度行って、おいしく気に入ったのでここに決定。

Imgp1959_2   

食前酒はスプマンテ。

「ピッツェリア・トラットリア」という看板だけあって、
ここのピザはたいへん美味。
生地の薄さ加減(厚さ加減でもあり)、塩加減がもろ好みです。

Imgp1965 Imgp1961 Imgp1964

Imgp1966 Imgp1962

ま、ピザがおいしいのは当たり前として、
今回食べてうなったのは、前菜の「魚の燻製」。
以前から、“食品の発酵に気がついた人は偉い♪”と尊敬しているんだけど、
今回、あらためて“燻製を思いついた人は偉い♪”と実感。
こうして写真を見てると、また食べたくなってしまう。

それからニョッキ。
パスタ類は自分で料理して食べるけど、
ニョッキはあんまり料理しないな。
あの独特のモチモチ感、プニプニ感とチーズの香りがたまらない、
ベストマッチングです。
パンを1皿追加して、器についたソースすら食べつくそうというくらい、
おいしかった~。

メインは牛肉。
なんとなく“牛を食べたい”気分だったもので。

Imgp1967 Imgp1969

写真を撮っていないメニューもあり、マンゾク、マンプク。
“もう入らない”と言いつつも、お決まりの“別腹”登場。
デザートとカプチーノまでしっかりいただきました。

そういえば、今年の12月は、
深夜のターミナル駅の人出が、去年までに比べると少ないように思います。

| | コメント (2)

ダイナマイトな夜

週末は、3か月ぶりのダイナマイト・ポップスのライブ。
いつもながらにパワフルな演奏に歌声にエンターテインメント。
彼らのライブは、文字で説明しきれるものではないのだけど、
世の中がバブルに浮かれる前を知っている人ならきっと楽しめる
エンターテインメント・ショーです。

いつものライブなら、第2ステージになってから登場する
別名“飛び道具”と呼ばれるショーも、
今回は早々と第1部から投入され、
熱い熱いライブでした。

| | コメント (0)

買い出しに

買い出しに
買い出しに
買い出しに
ハワイに嫁いだCちゃんが帰国中。
明日、ご飯を食べるんだけど、
寿司希望とのことで、
手巻き寿司に決定。

じゃあ、仕入れしなくちゃね。

朝から築地へGO!

年の瀬の築地は、いつもとちょっとだけ品揃えが違います。

新巻ジャケ、塩数の子、伊達巻き、
お節用の材料が幅をきかせてます。

八百屋等で仕入れをすませ、
魚屋の準備ができるのを待つあいだに
朝ごはん。
今日は一人なので、入ったことのない店に。
大好きなイクラとウニにマグロも参加した
三色丼にしたんだけど、
まぁ、ウニのおいしいこと。

幸せな気分です。

| | コメント (4)

ニューカマー

携帯を変えました。
といっても、キャリア(docomoとかauとかSoftbankとか)は同じで、
機種変更だけ。

3年近く使っていて、特別不便があったわけではないんだけど、
PCビュアーがついていると便利かなと思って。

携帯って、キャリアよりも、ハードのメーカーが変わるほうが不便。
なので、携帯でのメール送信がややぎこちないですね。
そう、たとえば、ちょっとした運動をした翌日に筋肉痛が出て
階段や坂を下る動作が緩慢になるのに似てるかも。

どういうことに……っていうと、
変更前に予想はしていたけど、
スライド式は文字キーが小さくて、
うっかり隣のキーに振れやすいこと。
心のなかで“ぅわっ”って声を上げてしまう。
私なんて、ちっちゃい手なのに。
これは男性には不向きかも。

でもね、画面がデカいのは◎。
比較検討していたW63Hは3.1インチで、0.4インチしか違わないのだけど、
分母が3インチ少々の携帯の画面ではこのわずかな差が
けっこう大きな差に思えますね。

PCサイトもわりと見やすいし、
メールの文字もこれまでより見やすい感じ。
(“微妙なお年頃”街道をばく進しつつ、
たぶんこれから何年も使うであろう私にとって、
ここはポイント大きいかも)

| | コメント (4)

ことのおこりは:夜咄の茶事

先のエントリーでも書いたのだけど、
“社中で夜咄のお稽古茶事をするなら、亭主をさせていただきたい”
と思ったのは、椿の香合との出会いがあったから。

Imgp1956 Imgp1957

蓋の部分を開けると……

東大寺の初代別当である良弁(ろうべん)僧正からその名前が付けられた良弁椿。
赤い花弁の所々に、まるで糊をこぼしたかのような白い部分があるので、
「糊こぼし」という別名もある。
お水取りの行事の中では、この良弁椿を模して作られた造花が使われるのだとか。

奈良市内の和菓子屋ではお水取りの時季だけ、
この「糊こぼし」を模した生菓子が販売される。
昨年の奈良への旅行の際も、このお菓子を作っている萬々堂通則に立ち寄り
先生は社中へのおみやげに「糊こぼし」を注文し、
私たちもおやつ用に購入してホテルでいただいた。

そんなことがパパッと脳裏によみがえり、
“奈良旅行を思い出す茶事をしたい”と思ったのだった。

今回の茶事では、全日程を通じて主菓子は粟善哉と決まっていたので
薄茶のお菓子に奈良のものを使うことに。
そこで、萬々堂通則の「都跡(みあと)」を注文。
大きさが2種類あるそうで、茶事に使うことを話すと、
「それなら小さいほうがいいでしょう」とアドバイスしていただき、
そちらに決定。

前日までに受け取り、さっそく箱を開けて1つ試食。
ふんわりとして大徳寺納豆が味のアクセントとしてよく効いている。
干菓子とはいえ、作りたてのやわらかさに思わずにんまりしてしまった。

これに合わせるもう1種の菓子は、さんざん悩んだあげく、
干し柿に白い餡をつめた「粋甘粛(すいかんしゅく)」源吉兆庵製に。
でも、これ1個まるごとお出ししたのではちょっと大きすぎるので、
切って出した。
干菓子器は飛来一閑造の丸盆。

Imgp1958

終って落ち着いてみると、少々自己満足にすぎたのかも……とちょっと反省も。

| | コメント (1)

夜咄の茶事:1年ごしの企画

30日の日曜日に続いて、6日(土)も茶道の教室でのお稽古茶事。
30日はお勝手だったが、6日は亭主をさせていただいた。

実は“もしも夜咄の茶事ができるなら”と今回の茶事を思いついたのは1年半ほど前。
とある古美術品のお店で椿の形の香合を見つけたことがスタートだった。

赤い椿の花びらの外に白い部分がある、陶器の香合。
厳密にいうと花の形はちょっと違うが、
でもその作りは東大寺にある良弁(ろうべん)椿、別名「糊こぼし」によく似ている。
近づいて見ると、「東大寺 お水取り 椿」と小さな字で書かれたメモが
桐の箱に付いていた。

“あぁ、やっぱり糊こぼしを模したものだ”

その数か月前(昨年3月)、お茶の先生やお稽古仲間と合計4人で奈良に旅行し、
東大寺のお水取りを見に行ったのだが、
そこでの冷たい空気、勇壮なお松明、
珍しい白い椿のてんぷらをいただいたこと、
この椿を模した「糊こぼし」という上生菓子を食べたことなどが
次々と思いだされた
(思い出のほとんどが食べ物関係であるのは、ちょっと情けないけどね)。

14 8 19_5 

“あぁ、この香合、欲しい”と、気持ちがちょっと傾いた。
だけど、多くの場合、炉の時季の茶室には椿の花が生けられる。
同じものが2つ重なるのは面白みに欠けるし、
それも茶花と重なるというのはいかがなものだろう、と、
傾きかけた気持ちが一旦はニュートラルな状態に戻った。

そこで帰ってしまえば、今回の茶事はなかっただろう。
だけど、“花を生けない夜咄なら、椿の香合が使える”と思い付いてしまった。
そう思い付いたら、もうダメ。
連れて帰ることに決定!
“そういえば、先生は「二月堂」という名前の水指をお持ちだ。
それに、この香合をあわせれば、うまくお水取りが表現できるのではないか”
と、勝手に拝借することまで決めてしまった。
まったく図々しい弟子である。

先生たちとの奈良旅行では、
奈良時代・藤原家の中将姫ゆかりの當麻寺(たいまでら)にも足を伸ばし、
門前の蕎麦屋で蕎麦とともにソバがきも食べた。

おもしろいもので、“奈良旅行を思い出してもらえる茶事をいつの日かしたい”と
思っていると、その主旨にそって道具類が寄ってくる。
ある日、當麻寺の古い瓦で作った花入というものが目に飛び込んできた。
夜咄では、茶花の代わりに石菖を飾るのだが、
この花入ならうまく姿が整うような気がしてくる。

その後、ある陶芸作家さんの展示会で先生がお釜をかけることになり
私も展示を拝見しに出かけたのだが、一つのお茶碗の前で足が止まった。
「東大寺の香炉の灰を釉薬に入れて焼いた茶碗」というものが出ている。
“うっわぁぁ~、こういうのが出会いっていうのかも?”
と思いながらも、私には手だしのできないそのお値段に、
頭の中では「逆ロミオ(高貴なお方)とジュリエット(平民なワタクシ)」の図が展開し、
身をひくことに。
後日、先生のお宅にその作家さんから届いた荷物を開けてびっくり。
先生もお気に召したらしくお買い上げになっていた。
“これはもう、夜咄のお茶事をするなら是が非でも!
先生にお願いしなくちゃ!”
と固く決意したのだった。

お稽古茶事は夜咄の趣向でおこなうことが決まり、
懐石料理の献立を話していると、
先生が「暮れだし、味噌汁の具はソバがきにしましょうか」とおっしゃる。
私は、心の中でガッツポーズ。

社中の日程の希望などを取りまとめる段になり、
亭主を勉強させていただきたい旨をお願いすると、
先生は、一緒に旅行した宗チョウさんを正客として客組みをしてくださった。

干菓子は、旅行の際にも立ち寄った奈良の萬々堂から
「都跡(みあと)」という菓子を取りよせ、
源吉兆庵の「粋甘粛」を切り分けたものと2種盛りにした。

あまり奈良旅行にばかりこだわり過ぎてもいけないし、
それ以上の持ち合わせもないので、他の道具はあっさりと。

私は考えついてから1年半ほどの間、
ああでもない、こうでもないと1人で楽しんできたが、
果たして正客さんは楽しんでくださっただろうか。

*追って、写真をアップする予定。

| | コメント (1)

事後の復習

今回のお稽古茶事では、お味噌汁の具にそばがきを使うことになっている。

初日、そばがきを担当したSさんは、
自分ではそうと気がついていないかもしれないのだが
ふだんから不思議な自信の持ち主である。
この日も、「そばがきは得意です」と自ら手を挙げて担当を申し出てくれた。
私たちは、一抹の不安を感じながら、
「ふだんからそばがきを作っている」というSさんの発言にすべてを託したのだ。
ただ、「いつもはレンジで作りますけどね」という
Sさんの小さな声は聞き逃さなかったが、
本人が「大丈夫です」というのだから、やってもらうことにした。

作っている途中、どうも固そうに見えたのでそう言うと、
「そうですか?」「これでいいはずです」
「できあがりはちゃんとなるはずです」との返事。
じゃぁいいや。

以前、お蕎麦屋さんでおいしいそばがきを食べたけど、
2年ちかく前だし、どんな具合だったかなんてもう忘れてるし、
どうやればうまくできるのかも私はよくわからない。
なので、それ以上発言する根拠も自信もなかった。

……そして、まぁ、決して成功ではなかった。

お料理と主菓子を出し終えてから、
お勝手組はお客様に出したのと同じ献立を試食をするのだが、
私にはそばがきが固い感じがしたし、
口のなかでザラザラする感じもあったが、何も言わないでいた。
Sさん曰く、「いまは時間が経ったから固いと思うかも知れないけど、
お客様に出したのはもうちょっとやわらかでおいしかったはず」なんだと。

すべてが終了後、先生がいろいろコメントしてくださったのだが、
やはりそばがきは粉っぽいし固いし中が熱くないとおっしゃる。

先生によると、そばがきは他のどの組もいま一歩の出来ぐあいらしい。

仕事場の近くにはおいしい蕎麦屋がある。
いまごろそれを思い出すなんて、自分の間抜けっぷりにあきれるけど、
とりあえず、「そばがきの正解を確かめておこう」と
今日のランチは蕎麦屋に決め、注文してみた。

な、な、なんと……、先日、私たちが作ったのは
まったく違うといってもいいシロモノだ ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!!
あれはそば団子だったことにしよう(あるのか?そば団子なんてもの)。

しっとりしていて、つるんとしたのど越しも心地いい、
やわらかいし、ちゃんとそばの味もする。

Imgp1949_2

“あぁ、おいしい”と思わずつぶやいてしまった。
プロの蕎麦屋さんが作ったものなんだから当たり前なんだけど。

おまけに、ネットでそばがきの作り方を検索してみたら、
いろいろなコツや工夫が紹介されている。

あぁ、なんておまぬけ!おバカなんだろう。
蕎麦屋は何年も前から近所で営業しているし、
ネットだって毎日あれこれ調べものをしている。
なんで先に調べておかなかったんだろう。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
まったく……(;-ェ-)
せめて自分で具体的に出来上がりのイメージがあったり
作り方がわかっていたら、もう少しなんとかなったかもしれない。

まったく……後悔、先に立たず、である。

| | コメント (0)

失敗のなかでの発見

私がお稽古に通っている茶道の教室では、
日曜日から茶事のお稽古が始まった。
社中のほぼ全員が、何日かに分かれて参加する。

茶事とは、茶道での正式なおもてなしのスタイルで、
メインである濃茶をいただく前に
懐石料理を食べて軽くお腹や体を温めておくものだ。

うちの教室では、先生の指導のもと
懐石料理も自分たちで作る。
料理を作るお勝手、お茶を点てたりそのサポートをする亭主・半東、
お客様の3つに分かれて茶事の実践をするのである。


それぞれの季節に、その時季ならではを楽しむのがお茶だが、
12月から2月ごろまでは、「夜咄」といって夜長を楽しむ茶事がある。
今回は、その「夜咄」のお稽古をすることになった。

“夜長を楽しむ”というのは、
日の暮れていくさま、夜の長さを楽しむものだから、
電気の灯りに頼らない。
手燭に和ロウソクや短檠といった、
テレビの時代劇で見るような道具で灯りをとる。
ふだんの光々とした電気の明るさに慣れているから
ロウソクのほの暗さには暫し慣れないかもしれないが、
その分、独特の風情が感じられる。


初日となった日曜日、私は懐石料理を作るお勝手係をさせていただいた。
味つけはもちろんだが、
できたての料理をタイミングよく出すというのが
お勝手が心がけなくてはいけないことだ。

そのためにはお勝手を担当する者どうしが気持ちを合わせ
同時に亭主やお客様にも心を沿わせなければならない。
亭主やお客様によって、茶事の進行のテンポは違ってくるからだ。


初日はどうしてもバタバタしがちなのだが、
それを割り引いても今回はまったくもってうまくいかなかった。

いくつもの原因があってのことだが、
「温かいものは温かくお出しする」ことができなかった。
多分、ここ数年のお茶事の中で
ワースト3に入るくらいの出来の悪さではないかと思う。

技能や技術面でのいくつもの原因もあるが、
もっと重要なのは「お互いが気持ちを合わせることができなかった」ことだろう。


ダメダメで反省点ばかりだが、
そんな中に発見というか見習うべき点も多々あった。
例えば、亭主ぶり。
日曜日の亭主役を務めたのは私より先輩のKさんだった。
出てこなければいけないタイミングで出てこない料理に、
きっと気をもんだことだろうし、
イライラしたことだって何度となくあったに違いない。

ふつう、こういう状態だと
「お勝手はなにやってるの?」と思うし、
そう思えば、お勝手をのぞいて
「早くして」とか「あれはできてる?」「これができてないわよ」とか
言いたくなるものだし、
場合によっては手出しもしたくなるだろう。
実際、そういう例も見てきた。

だが、Kさんはそうした気持ちをいっさいあらわさなかった。
腹をくくったように任せてくださり、
その分、自分でできる部分、料理のとりつぎだとか
その後の点前だとかをサラサラと(もちろん、丁寧に)なさったのだ。

ふだんのKさんはどちらかというとのんびりさんなのだが、
この日はとてもいいリズムで進めていらしたのが
お勝手にいる私にもわかった。

“亭主ぶり”というと、点前などお客様の前での
ようすをいうことが多いように思うが、
Kさんのように、一緒に茶事を構成する
裏方に対しての“亭主ぶり”というものもあるのだと
今回、改めて思った。

| | コメント (0)

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »