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秋のお茶遊び

お稽古仲間のソウガさんが今春、風炉と釜を購入。
私はとくに風炉の姿が素敵だと思う。
「せっかくだから使わなきゃね」なんて話がチラチラ出ていたんだけど、
ついにそれを決行することに。
9月初旬に「実施は10月26日、場所はソウガさんの自宅、
お客様は先生とお稽古仲間の皆さんを2組に分けて」と決定。
いっちょかみした私はもろもろお手伝いをすることに。

ちょうど私も取りかかっていた仕事がピークを迎え、
ソウガさんも超多忙な仕事のうえお茶以外にも趣味の多い人で、
2人でじっくりうちあわせをする時間もとれず、
お互いいろいろ調べたり考えたりして
それをメールでやりとりしながらの準備となりました。

会の趣旨は手に入れた風炉・釜でお茶を一服さしあげたいというものだけど、
「せっかくだから簡単な点心を作ってお召し上がりいただいては?」
ということに。

前日、準備に行き、あれこれ相談しながら玄関先や部屋のしつらいを工夫。
大きな塗りの鉢を蹲に見立てたいというソウガさんの希望をもとに、
水道の栓の上に植木鉢を置いて目隠ししたり、
砂利が気になるというので炭を下に敷いたり、
考えていろいろ試してみるのも楽しく盛り上がりました。

さて、当日。
1組目は先生や同じクラスでお稽古をしている先輩や仲間たち5名様。
点心付きのコースです。

皆様到着後、蹲を使っていただき、
リビングで昆布を松葉に切って入れた汲み出しをお召し上がりいただいたら、
隣のテーブルに移動、ここで点心を召しあがっていただきます。

「無理してもしょうがないから、できる範囲で」をモットーとし、
茶巾寿司とエビの粽寿司(当然ながらこれは購入)をメインに、
向付は社中御用達の鮮魚屋さんお勧めのスズキに山葵を添えて唐津の小皿に、
アマダイ(焼き物)、もってのほか(菊)、銀杏、薩摩芋、香の物の赤カブと水菜は
お敷にしいた笹の葉の上に、別鉢で柿の白和え(これはソウガさんたっての希望で)、
5種のキノコたっぷりの味 噌汁という献立にしました。

Imgp1831_5 ←再現画像(ちょっと、いや、かなり手抜き)

朱塗りに松竹梅の金蒔絵の引盃でお酒もちょっとだけ。

味つけで大失敗のないよう、無理のない献立にしたつもりだけど、
お口にあったかどうかちょっとドキドキではあります。

食事が終わり、主菓子を召しあがっていただいたら、
2階にある和室へ移動していただき、そこで濃茶と薄茶です。

実はソウガさん、風炉・釜より先に細水指をお求めで、
ちょうど時季もいいことから、これらを使って中置というスタイルで
一服のお茶を差し上げました。

Imgp1832_2 ←主菓子は鶴屋吉信製   

が……、火の熾り具合がイマイチ。
最初の濃茶のころにちょっと湯が弱かったのが大きな反省点です。

ま、そこは百戦錬磨の師匠、うまく話をつなぎ楽しんでくださったようです。

1組目が終わって2組目の人が来る前に私たちもささっと食事。
お客様にお出しした料理は写真を撮る暇なんてなかったので、
このときに再現してみました。
実は、最初はそんな予定なんてなかったんだけど、せっかくだから
記録しておきたいという思いがあったのと、
あいだの時間がとれそうだったので。
なので、写真の料理の盛り付けは手抜きです。

2組目は同じクラスのお稽古仲間3人ですが、ソウガさんより後輩の人を中心に。
こちらは諸般の事情でお食事はナシ。

汲み出しで松葉昆布のお湯を飲んでいただいたら、
2階の和室で濃茶と薄茶を差し上げました。
お稽古にいらして日が浅い人が多いので、
「こんな風にしてもお茶って楽しめるんですよ」
ってことを感じてもらえたらうれしいな。

薄茶のお菓子は桃林堂の五智果に老松の干菓子、
豊島屋の松ぼっくりを加えて吹き寄せに。
蓑籠の菓子器でそれらしさを加えてみました。

Imgp1830_2 ←干菓子は吹き寄せに

蹲の写真を撮るのを忘れてしまったのが心残りではあるし、
失敗&反省もあるけど、
秋の1日を楽しく過ごしました。

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