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弾丸岡山ツアー その3:漁港の町、日生

せっかくなので、BIZEN中南米美術館がある備前市や日生という町のご紹介も。

「備前」という名前はご存じの方も多いでしょう。
平安時代から陶質土器である須恵器が焼かれていたことを源にする
「備前焼」の窯がある町です。
備前焼は釉薬をかけないで焼くため、
窯の中で焼き締められたことがよくわかる赤みの強い肌あいや、
胡麻や火襷といった窯と火にまかせた肌の景色が特徴です。

「日生」は、その備前市にある漁港です。
読みにくい地名としてクイズ本やテレビの番組にもよく紹介されますが、
「ひなせ」と読みます。
近年は牡蠣の養殖でも知られるようになりました。

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漁港ですから、魚市場があります。
あまり時間がありませんでしたが、
ちょっとだけ、その魚市場「五味(ごみ)の市」に寄ってみました。

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昼をまわったところだったので、魚はずいぶん少ないそうですが、
それでもヒラメやハモなどたくさんの種類が並んでいました。
エビなんて、「1山1000円」ですよ。
このまますぐに東京に戻るのなら迷わず会い求めるところですが、
まだまだ予定があるので、涙を飲んで断念しました。

魚市場の奥に、不思議なオブジェを発見。

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ソフトクリームのようですが、なんだかようすがおかしい。
「カキフライソフト」「サワラフライ」と書いてありますが、
一瞬、意味が分かりませんでした。
どうやら、ソフトクリームにカキフライやサワラ(鰆)フライが
突き刺さっているようです。
こういう場合、岡山県人ならきっとこういうはずです。
「なんでぇ、こりゃぁ」
「でぇれぇもんがあるなぁ」

一応、エセ東京人を演じている私ですから、
これを声に出して言うわけにはいきませんが、
心の中ではっきり言ってしまいました。

今度、日生に来たら、勇気を振り絞ってあれを注文してみるつもりです。

その、漁港にいるのですから、昼食は魚です。
地元の人に人気のお店に連れて行っていただき、おいしくて大満足。

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このお店、ちゃんと床の間には軸がかかっていました。
何となく見覚えのあるたっぷりした墨と筆の運びだったので見てみると、
京都にある大徳寺の塔頭・黄梅院の小林太玄師の筆。

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大徳寺といえば、千家にゆかりの深いお寺。
太玄師のお軸は、お茶会なのでもよく使われています。
書かれている文言は「一期一会」。
初めて使ったのは千利休の弟子の山上宗二という説があるそうですが、
幕末の大老・井伊直弼があらわした「茶湯一会集」で
広く知られるようになった言葉です。
「昨日と同じように思える今日でも、いま、そのときは一度きり」
といった意味と理解しています。

人と人との不思議な縁に導かれてここに来た私には、
“この軸も、私がここに来る事がわかっていてかけられていたのかも”、
“この軸にも導かれて、自分がここにいるのかもしれない”という気がしました。

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コメント

やっほ~!ピョン!アフィーだよ。
こんなに詳しく紹介してくれて
Thanks a million!
しかも、さすが物書きがお得意のmonacoさん。

今日、PCがダウンして館長は大慌て状態。
本日復旧は目指しているらしいんだけどね。
僕は隣にいるお兄さんやお姉さんの
PCを覗かせてもらってます(笑)。

投稿: Affy | 2008年8月 7日 (木) 12時48分

↑早くもウサギさんが登場してますね(笑)
一期一会のお軸・・・本当にこれに惹かれてやってきたのかもしれませんね。フシギです~。

投稿: kero | 2008年8月 7日 (木) 14時07分

Affyさん、さっそくのお越し、ありがとうございます♪
PCも、館長さんと同様、働きものなんでしょうね。
少し休みたかったんじゃないでしょうか。
でも、館長さんはお困りでしょう。
暑い時期はサワラフライソフトでも食べて、少し休憩してください。
そして、その感想をそっと教えてくださいまし。

keroさん、そうそうウサギさんは足が速いし飛び跳ねられるから、
ぴょんぴょんといらしてくださいましたよ。
あの軸だって、お茶やってなかったら目にもとまらなかった
でしょうね。
某SNSにもコミュがあることを発見。
そこも、にわかに活気づいてきました。

投稿: monaco | 2008年8月 7日 (木) 14時45分

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