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暑い日にこそやることは

本格的な夏の到来!
梅雨明けのニュースを待ちながら日程調整していたのは、
湿し灰の手入れをいつするかってこと。

11月から4月までは、畳の一部を切った炉に釜をかけお茶を点てますが、
このとき、炭の熾りをよくするため多少の湿り気を含んだ灰を炉の中に蒔きます。
灰といっても、ふつうによく見る燃えカスの灰とは違い、
見た目は顆粒のような状態。

灰は、使い込むほど、また手入れをすればするほど
味わいが出てよくなるものなのだそうです。

寒い時期に使う灰の手入れを夏まっ盛りに行う……
これも私が“お茶っておもしろいな”と思う一つなんだけど。

ともかく、今年の4月までお稽古で使った灰をポリバケツに入れ、
水をかぶるくらいにして数か月おきます。
そうすると、灰の中に混じっていた炭の小さな燃えカスやゴミなどが浮いてきます。

手入れをする1日~2日前に、このゴミなどが混じった水を静かに取りのぞき、
ゴザの上にあけ、余分な水分を抜いておくという作業から始まります。
なので、木曜日あたりから週末まで、雨が降らないであろう日をねらって
日程を決めてなくてはいけません。
天気予報をぎろぎろ見て、26日に行うことに決定。

今年の灰は、私がすっぽり入ってしまうくらいの大きさの
ポリバケツ2つ分になりました。

やや乾き始めた灰の山に番茶をかけて湿度と色を加えながら手のひらで揉み、
ちょうどよい顆粒状にするんですが、この加減がなかなか難しい。
小さすぎてもいけないし、大きすぎるのもダメ。
夏の太陽でほどよい湿り具合になったところでその灰を篩にかけ、
床下に収納します。

数年前までは、一度篩ったものにまた番茶をかけ揉んで篩いにかけてと、
2回ほど繰り返していましたが、去年からは1度だけにしました。

炎天下行うので、日焼け対策も怠ってはいけません。
日焼け止めクリームを塗りたくるのはもちろん、つばの広い帽子をかぶったり、
サングラスをかけたり……、ちょっと見ただけでは誰なのかわかりません。
しゃがみこんでする作業が多いものだから、
Gパンよりもジャージとかスエットとか楽ちんで汚れてもいい服装だし。
茶道というと和服でお茶点ててるイメージがあるから、
こんな姿は想像がつかないと思います。

ともかく、そんなこんなで今年の手入れも無事終了。

炉の炭点前ときに、灰匙からさらさら落ちる灰を見て
「ご丹精のお灰で」なんて言葉をお客様からかけていただくんだけど、
一度でもこの灰の手入れに参加すると、それがとおりいっぺんの挨拶ではなく
実感をもって主客が心を通わせることができるのです。
11月になって炉を開け、炭点前をするのが楽しみです。

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