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追悼茶会

茶道の同じ流儀のT先生が亡くなられて2年。
三回忌法要を迎えるにあたり、
T先生のお弟子さんたちが追悼茶会をなさるというので出かけてきました。

T先生とは20年近く前、茶道とはまったくかかわりのない
ところでお目にかかりました。
モダンでハイカラな方というのが第一印象。
そして、からっとした口調も特徴的でした。
お茶の先生でいらっしゃることを知ったのは、
知り合ってから1年以上経ってからだったと思います。

その後、流儀も同じだったので、あちこちのお茶会や流儀のイベントで
お目にかかることもあり、親しくお話をさせていただきました。

T先生の生前、人の縁とは不思議なものだなと思うことがありました。

数年前に知り合って以来、しょっちゅう一緒に遊んだりして、
まわりからは姉妹のようとまで言われている友だちのSさんがいます。
Sさんと知り合ってしばらくしたころ、茶道の話になり、
彼女の先生のお話をうかがっていると、
どうも私の知っているT先生とイメージが重なるのです。
「ねえねえ、もしかしてあなたの先生、T先生?」
何気なく、ほんの冗談のつもりで言ったのですが、
気がつくと一緒に歩いていたはずのSさんがそばにおらず、
目も口もぽかんと大きく開けて、私の何歩もうしろで固まっています。
「……、なんでうちの先生をご存じなんですか?」
って聞かれたこっちがびっくり。
「……、まさか本当にT先生?」
いや~、縁はどこでつながるかわかりません。

それからも、Sさんを通じてT先生のご様子をときどき伺っていましたが、
なかなかお目にかかる機会が持てず、そのままのお別れとなってしまいました。
お墓参りにでも伺いたいなと思っていたところ、今回の追悼茶会のお知らせだったのです。

たくさんのお稽古場にいらしていたT先生ですが、
今回の茶会は、その中でもメインのお稽古場のお弟子さんたちが計画されたものでした。
皆さん、お若く、まだまだ悲しい気持ちがおありでしょうが
生前の先生にならってつとめて明るく、和やかに会を進めていらっしゃしました。
寄り付きに飾られたT先生の遺影はいつものにこやかさで、
皆さんの働きぶりを頼もしくうれしくご覧になっているよう。

T先生の遺影が、
「あなたたち、楽しそうね。これからも仲よくなさいね」
って言ってくださっているようでした。

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

人との出会い、縁って本当におもしろいものですよね。こうしてご縁を下さった先生を偲ぶお茶会、先生もきっとお喜びですよね。

お互い、心に残る人を偲ぶ週末だったようですね。お茶事準備、楽しみつつ頑張ってください!!

投稿: kero | 2008年6月18日 (水) 15時15分

お互いに、知らないながらにそういう週末を過ごしていたんですね。
T先生、とても素敵な方でね。
お茶事ね、昨日、秘密の特訓したわよ、Kさんと。

投稿: monaco | 2008年6月19日 (木) 21時01分

久しぶりにこちらに寄せていただいて、日記を読んでまたホロリ・・・
涙は2年前に全ておいてきたつもりでしたが、先週も、そして今日も、やっぱり泣けてきます。

本当に先週はお越し頂きまして有難うございました。
そして、先生から頂いたご縁を大切にこれからもよろしくお願いします。

投稿: リル | 2008年6月22日 (日) 13時52分

あ、泣かしちゃった? ゴメンごめん。

追記しようかと思ったんだけど……。

T先生、最晩年は体調を悪くしていらして、
それがどんなにお辛かっただろうと思っていました。
でも、お茶会で皆さんの先生との思い出を伺うと、お元気なうちにあちこち旅行され、
楽しい思い出をいっぱい共有されて、
“あ~、T先生、本当に楽しまれたんだろうな、
お幸せだったんだな”と心から思いました。

その点でも、お茶会にうかがえて本当によかったです。ありがとう。

投稿: monacp | 2008年6月23日 (月) 12時51分

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