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茶飯釜

おいしいご飯へのこだわりがブーム。
鉄製の釜で火を熾して炊いたご飯のおいしさに近づけようと、
遠赤外線効果をうたった電気炊飯器も人気のようです。

さて、一服の濃茶をおいしくいただくために、
懐(体)を温める程度の食事をいただく茶事。
茶事にもいろんな種類や趣向があるのですが、
ご飯を炊いたあとのお釜で湯を沸かし茶を飲むというのが「茶飯釜の茶事」です。
茶室の中でご飯を炊くと部屋の中も温まることから、
寒さの残る3月に行われることが多いよう。
というのも、(流儀にもよるのでしょうが)3月は釣り釜といって、
天井から炉に向かってぶら下げた自在や鎖に釜を掛けて、
釜がかすかに揺れる風景を楽しむ方法があるのです。
この釣り釜なら、釜の位置を上下することができるので、
火の加減をしやすいところから、茶飯釜にも向いているという一面もあります。

さて、ネットの茶道のコミュニティの仲間のYさんとMさんが
その茶飯釜の茶事を行うというので、M邸へ出かけました。

初炭、懐石料理、濃茶まではYさん、薄茶になってからはMさんが亭主です。

炭を次いだあと、火吹き竹で火のまわりをよくするのですが、
亭主だけでなく客も竹を吹くなどして協力しながら、
おしゃべりしつつ、向付やお酒も少々いただきながら
ご飯が炊きあがるのを待ちます。
その間、20分強。
沸々と湯が湧き上がる音や、お米が炊けてくる音や香り。
人工的に作られた遠赤外線効果以上の効果があり、
和やかに、長閑に、春の時間が過ぎていきます。

この茶飯釜の茶事、うまい具合にご飯が炊きあがるかもポイントだし、
普通の茶事と違ってご飯が炊きあがるのが後になるので、
進行にこれといった決まりがありません。
そのため、ある程度の経験者でないと亭主は務まらないといわれています。

その点、経験十分なYさんですから、
初炭の置き方(これも、続いてご飯を炊くため、通常の初炭点前とは異なります)も
お湯の沸きもご飯の炊き加減もバッチリでした。

Mさんの奥様手作りの主菓子に続いていただいた濃茶、薄茶、いずれもおいしく、
ゆったりとすぎる春の半日を楽しんだのでした。

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コメント

はじめまして。
拙ブログにコメントいただきありがとうございました。

茶飯釜の茶事に行かれたのですね。
うらやましいです。
実はわたし茶飯釜にあこがれていまして、いつか自分で!
と思っているのですが、経験したこともないしなかなか…。
お友達と本を見ながらお勉強しようね…
なんて言っているうちに4月になってしまいました。
炉の時期のうちに一回やってみようかしら…。

投稿: 宗恵 | 2008年4月 2日 (水) 11時09分

宗恵さま、ようこそお越しくださいました。
私も茶飯釜は初体験でした。
本によると、部屋を暖める意味でも、炉の、
それも寒さが残るうちがよいとのことですが、
新米が出たころに風炉で催すのも楽しいかなと思いました。
宗恵さまも、茶飯釜をさなったら
ぜひ記事をアップしてくださいませ。

投稿: monaco | 2008年4月 2日 (水) 15時02分

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